秋も深まりもうあと1週間ほどで大学の後期が始まります。今頃と4月の初めくらいが日本では一番素晴らしい季節ではないかと私は思っています。ところで、私は果物が好きなのですが、近くのスーパーマーケットでは果物があまりに高価なので最近はため息ばかりです。巨峰一房で400円、リンゴやなし1個で150円、少し前の桃は1個200円ほどでした。それにつけても思い出すのがフランスです。スーパーマーケットや市場で見た野菜や果物が安いのに驚きました。品質はもちろん日本のものとは違うはずですが、「キロ」いくらで売っており、私がたまたま見たパプリカや桃は日本の5分の一くらいの値段でした。フランスのレストランやホテルは日本 と比べて安いわけではなく(パリは東京よりも高い)、物価もそれほどの違いはないのですが、少なくとも食料品はフランスの方がずっ と安く、収入の少ない人でも日本よりは快適に暮らせるようです。 一人暮らしをしているリヨンの友人宅の台所にあったピラミッド型の奇妙なオブジェ。これは何かと尋ねたら、即座にこの写真のようになりました。つまり、リンゴ、すもも、梨などのフルーツがくっついてつぶれないように工夫した果物置き(?)なのです。とても良いアイディアですが、日本の私はこれが必要になるほど果物を一度に買うことはないなと思ったものです。