出張講義に行ってきました

 ゴールデンウィークにフランスの協定校レンヌ第1大学に出張講義に行ってきました。フランス語で集中講義をするのは初めてだったので、うまくいかないこともありましたが、全体としては無事に終わりほっとしました。ところで、私の担当したクラスの学生全員が教室にパソコン持参で、誰もノートやペンを使いませんでした。最初は驚き感心したのですが、徐々に現状がわかってきました。教室内はインターネットにつながるので、何人かの学生は授業そっちのけで、ネットを見ているのです。教員側からは、学生がコンピュータを操作しているのを見ても、授業のメモを取っているのかそれとも全く別のことをしているのかがわかりませんでした。授業中におしゃべりしたり居眠りをしたりするのよりはマシだと思いますが・・・。私たちの大学も、近いうちに全学生にパソコン持参を義務づけることになるようですが、このことがもたらす弊害もきちんととらえておくべきだと思いました。私個人はノートとペンのほうがいいと思うのですが。 集中講義の最後には学生全員にプレゼンをしてもらいました。全員がインターネットの様々なサイトを渉猟して集めた資料(動画を含む)を駆使して、非常に手の込んだ発表をしてくれました。どちらかというと単調なこちらのゼミでの発表に慣れていた私にとって、これはまさに眼から鱗でした。このように、今回の出張講義は授業の仕方・受け方についていろいろ考えるよい機会となりました。