梅雨の晴れ間の今日も油コブシ経由で六甲山に行ってきました。バス道に出てから東に向かい、六甲スカイヴィラで昼食を取ってからケーブルで下山しました。
ちょっとしんどい思いをするこのプチ登山がなぜ好きなのかを、道々考えてみました。私の場合、それは自分の体と外界との境界を感じ取る行為だからかなと思います。毎日、長時間本を読んだり映画を見たりしていると一種の誇大妄想狂になって、自分の意識が全世界・全時間を覆っているような気になることがあります。それはそれで快感なのですが、あまり長くその状態に浸っているとその反動が起こり、気分が落ち込みスランプ状態になることが経験上わかっています。だから時々は自分の肉体とその能力や限界を自覚するような運動が必要なのだと思います。私のようなタイプの人間が自分の肉体の境界を意識せず、思いをこじらすと「生霊」なんかになるのではないかしら・・・。