記憶回路

 先日、所属しているクラブの広報紙の編集をしていて、掲載する写真の下に説明の言葉をつけようと思いました。印刷所へ指示を出そうとして、「写真の説明」にあたる語がどうしても思い出せないのです。インターネットで調べるとすぐに出てきました。「キャプション」です。実はこのキャプションという言葉を探したのはこれが初めてではありません。これまで数年のうちに少なくとも2回同じ検索をくりかえしています。毎回「ああ、そうだった」と思うのですが、しばらくすると完全に忘れてしまいます。

 私のメインバンクはS銀行ですが、M銀行にも口座を持っています。1年に1回ぐらい三宮にあるM銀行の支店に行くのですが、2つの銀行が隣り合わせのビルに入っていて、M銀行は2階、S銀行は1階にあります。S銀行には商店街からはいれるようになっていて、とても目立つ看板があります。3年ほど前、M銀行に行こうとして、間違ってS銀行に入ってしまい、受付でかなり恥ずかしい思いをしました。その1年後、同じことを繰り返してしまって自分ながらあきれたのですが、さらにその1年後の昨年4月にまったく同じ間違いをしてしまいました!

 私の脳の中はいったいどうなっているのだろうとよく考えます。「キャプション」という言葉やM銀行の三宮支店と私の記憶回路は相性が良くないのではないかしら、シナプスがつながっていないのではないかと想像したりしています。単なる老化現象かもしれませんが。

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