「天災は忘れた頃にやってくる」と言いますが、「人災」も忘れた頃にやってきます。2週間前の土曜日、いつものように朝食後ノートパソコンのスイッチを入れたところ、起動はするのですが、最初の画面が凍り付いて動かないのです。前夜パソコンのスイッチを切るときに「更新してからシャットダウン」を押して寝たのですが、その更新に失敗したのでした。ずいぶん前からパソコンのハードディスクの容量がもうすぐ一杯になるので対処するように促す警告が出ていたのですが、私は高をくくって、もしいっぱいになったらその時に警告がでるだろうとそのまま使い続けていたのです。
あわてていろいろ試してみましたが、うまくいきません。結論としてはパソコンを初期化してやり直すほかなさそうなのですが、中にある大事なデータをまずコピーしておかないと悲惨なことになります。土曜日に職場にいる同僚（コンピュータにとても詳しい）のもとにパソコンを持っていって、セーフモードで動かしてなんとかデータを取り出しました。家に帰って、今度は初期化に取り組んだのですが、これがうまくいきません。今度は別の人（この人もコンピュータにとても詳しい友人）にiPadを使ってメール（PCの画面の写真をとったものを添付）を送り、「これからどうしたいいですか？」と何度もやりとりしました。そして翌日やっと初期化に成功し、Windows11とマイクロソフトOfficeを入れ直すことができました。
このように、非常に基本的な注意をおこたるという人災（悪かったのは私です・・・）で散々な目にあった週末でしたが、少しはいいこともありました。コンピュータが「まっさら」になったので、必要にせまられて新しいアプリをいろいろ試すことになり、今まで使っていなかった便利な機能を見つけることができました。「終わりよければすべてよし」と考えることにしています。