土佐みやげ

 今月末に故郷のことを話す機会があります。そこで、土佐の高知ですから、はりまや橋にちなむ「よさこい節」と純信・お馬について話すことにしました。高知県外では「よさこい」は知っていても「よさこい節」を知らない人や、坊さんと娘の悲恋の話を知らない人が多いと思うからです。高知市の中心街にあるはりまや橋(昔は日本三大「がっかり名所」のひとつと言われたそうですが、最近はなかなかおしゃれです)の話をしてから、あのあたりのみやげ物店にたくさんある純信・お馬の相合傘の人形を見せようと思い、高知の家族に適当な大きさの人形を買って送ってくれるよう頼みました。数日後妹から電話があって、純信・お馬の人形がなかなか見つからず、半日あちこち探し回ってやっと小さな張子像を見つけた、ということでした。驚いた私が今のみやげ物店では何を売っているのかとたずねたところ、すべて龍馬グッズで、ペア人形ももはや純信・お馬ではなく、龍馬とおりょうさんで、キティまで龍馬スタイルだということです。龍馬を誇りにして大切にすることはいいことだと思いますが、みやげものまですべて龍馬一色というのは・・・。ひとつのものだけに投資するのは危険ではないかしら。適度なヴァラエティがあるほうが楽しいし安全だと思うのですが。

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