ネーミングの勝利

 お昼に学食で食事をして、ちょっと少なめだったので、デザートを買おうと購買部に行きました。食品コーナーですぐに目についたのが、「単位」と大きい焼き目がついた丸くて薄茶色のお菓子。私の手のひらより少し大きいサイズです。「季節の名物」と説明が書かれていたので、大学は来週から試験期間だと気づきました。そう思って見るとなんだかとてもおいしそうで、「単位をお金で買うなんて…」という抵抗感はありつつも、買ってみました。教員室に戻って食べたのですが、何のことはない、ただのアンパン(粒あん入り)でした。普段なら絶対に買うことのないようなパンでしたが、作った人のネーミングの勝利といえるかもしれません。それを食べながら、もし私が同じものを売り出すとしたら、「可(以上!)」「良(でもいい)」「(当然)優」「(できれば)秀」などという焼き目を入れたのを作ったらどうか、私だったらどれを買うだろうかと想像しました。おそらく「(当然)優」でしょうか。 

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