ある日とつぜん

 ある日とつぜん歩行困難になりました。7月下旬のとても暑い午後、元町のアーケード街を歩いている時、ふいに左脚がつったようになって歩行困難になりました。少し先にベンチがあったので、そこに腰をおろそうとしたのですが、私がたど … Read more »

戦争の記憶

 今日は8月15日、終戦記念日です。私の親族にも太平洋戦争に従軍した人や戦死者はいます。しかし、日本の戦争を考えるとき、まず私の頭に思い浮かぶのは、父方の祖父のことです。私の親族の中で、おそらく最初に外国に行ったことがあ … Read more »

所変われば・・・

 オーストラリアに来ています。ブリスベンに4泊して国際会議に参加したあと、シドニーに2週間滞在します。  ブリスベンに到着した日は散々でした。前日の夜に関空を立ち、ケアンズでオーストラリアの国内線に乗り換えて、正午頃ブリ … Read more »

人類教

 今、19世紀フランスの宗教に関する本を少し読んでいます。私自身は特定の宗教の信者ではありませんが、近代ヨーロッパに生まれた「人類教」とでも呼べる死生観に共感するところがあります。それによると、「人類」はひとかたまりの大 … Read more »

変な人たち

 けさ駅で電車を待っていると20代ぐらいの青年が近づいてきます。目に化粧をしていてちょっと見では性別の区別がつきがたい人です。その青年が小声で何かぼそぼそ話しかけてくるのですが、声が小さくて何を言っているのかわかりません … Read more »

お彼岸に思うこと

 今日は春のお彼岸の中日です。去年の秋に亡くなった友人のことがしきりに思い出されます。古くからの友だった彼女は、みんなに愛され惜しまれながら穏やかにこの世を去っていきました。  私が初めて「死」のことを考えたのは、小学校 … Read more »

出会いそこね

 今までの人生を振り返った時、もしかしたらめったにないチャンスを逃してしまったのかもしれないと思う出来事があるものです。  フランス留学中のこと。ある国際機関に勤務している若い日本人男性とそのフランス人の奥さんが開いたホ … Read more »