自己紹介

坂本千代
 高知県出身。東京大学でフランス文学を専攻したあと、東京大学工学部の国際交流室で3年ほど外国人留学生の世話係をし、1987年から2021年まで神戸大学に勤務しました。現在放送大学兵庫学習センター客員教授。専門はフランス文学で、特に19世紀の女性作家ジョルジュ・サンドとマリー・ダグー伯爵夫人、そしてジャンヌ・ダルクに関する研究 をしてきました。大阪IIゾンタクラブ会員。

著書 
ー『愛と革命 ジョルジュ・サンド伝』、「ちくまプリマーブックス」、筑摩書房、

   1992年刊

ー『ジョルジュ・サンド』、「人と思想」シリーズ、清水書院、1997年刊

ー『Interprétations romantiques de Jeanne d’Arc』, Presses Universitaires du Septentrion,

   1997年刊

ー『ジョルジュ・サンドの世界』(共著)、第三書房、2003年刊

ー『マリー・ダグー』、春風社、2005年刊

『Les Héritages de George Sand aux XXe et XXIe Siècles』(共著)、慶應義塾大学出版会、2006年刊

『200年目のジョルジュ・サンド』(共著)、新評論、2012年刊

ー『ジョルジュ・サンドと四人の音楽家 リスト、ベルリオーズ、マイヤベーア、ショパン』(共著)、彩流社、2013年刊

趣味
 読書はほとんど中毒のようになっていて、本(まんが、BL小説も含む)なしには生きられません。 数独に凝っています。通勤電車の中でいつもやっているため、電車から降りそびれたこともたびたびあります。

連絡先csakamot(アットマーク)kobe-u.ac.jp

宣伝1『200年目のジョルジュ・サンド』(副題:解釈の最先端と受用史)、日本ジョルジュ・サンド学会編、新評論、3150円
 日本ジョルジュ・サンド学会の仲間11名とともに3年がかりで作った本です。2004年に生誕200年を迎え、日本で彼女の本が初めて出版(1912年)されてからちょうど100年になるのを記念して、日本の研究者の力を結集しました。

宣伝2『ジョルジュ・サンドと四人の音楽家  リスト、ベルリオーズ、マイヤベーア、ショパン』坂本千代・加藤由紀著、彩流社、1700円

 本書はサンドと19世紀を代表する4人の音楽家の出会いと交流やそこから生まれた作品について述べています。また、サンドの書いたものをとおして彼らの人物像や作品を浮かびあがらせ、彼女が作品中で表明した「音楽こそが最高の芸術である」という思想を再検討しています。サンドに関する部分を坂本、音楽家に関する部分を加藤がまず執筆したあと、二人で加筆修正を重ねて最終形態を作り上げました。